共生社会フォーラムin岩手

令和元年12月19日(水)・20日(木)

岩手県盛岡市開催

会場へのアクセス

いわて県民情報交流センター アイーナ

JR・IGR「盛岡」駅より徒歩4分
盛岡駅2階から連絡通路あり(東西自由通路)

岩手県盛岡市盛岡駅西通1‐7‐1
TEL 019‐606‐1717

プログラム・タイムテーブル

コース①

一般参加可能な基調講演やトークプログラム

障害のある方のダンスグループによるパフォーマンスとトーク、基調講演では共生社会の実現に向けて先駆的に取り組みを推進する実践者からお話をうかがいます。映像&トークでは、日本の障害福祉の父と言われる「糸賀一雄」の思想と実践についてまとめたNHKの番組を視聴し、その番組プロデューサーよりお話をうかがいます。
*1日目14:30までのプログラムにご参加いただきます

コース②

共生社会における語り部等養成研修

津久井やまゆり園事件を契機に、福祉に携わる人々の資質や対話のあり方が問われています。この研修では福祉施設で職員を指導・助言する立場にあり共生社会の基本理念を語り広める「福祉支援語り部」を養成する第1分科会、福祉分野に関心を持つ学生の方を対象とする第2分科会に分かれての研修を行います。
*2日間すべてのプログラムにご参加いただきます

1日目

10:00 – 10:05

開会あいさつ

10:05 – 11:00

表現活動

花柳光明子氏/のびっこ太鼓/ルンビニー百姓踊り

11:00 – 12:00

基調講演

「いのちに意味がある ~私たちは何を大切にしてきたのか〜」
認定特定非営利活動法人 抱樸 奥田 知志 氏

13:00 – 14:30

講演

NHKスペシャル「ラストメッセージ この子らを世の光に(※脚注)」
日本放送協会(NHK)チーフプロデューサー 牧野 望 氏 (番組制作者)

「ラストメッセージ この子らを世の光に」
日本初の公的福祉施設「近江学園」設立に尽力した糸賀一雄と彼を支えた池田太郎や田村一二らについて紹介。障害のある子どもたちと寝食を共にし、生き生きと暮らす糸賀や職員たちの姿を記録した当時のフィルムに映るのは、まさに「福祉」の原点と言える。

14:30 – 17:30

グループワーク研修①

(第1分科会「福祉支援語り部」グループ/第2分科会「学生・新任者」グループ)

いずれの分科会でも福祉の思想・普遍的価値の共有を目的として、基調講演や映像&トークプログラムを題材に、個人の内面に向き合うワークとグループディスカッションを行います。

2日目

9:30 – 12:00

グループワーク研修②

(第1分科会「福祉支援語り部」養成グループ/第2分科会「学生」グループ)

第1分科会では、やまゆり園での事件を題材に、“生きる意味のない命がある”“障害者は社会に不幸をもたらすだけ“という考えに同調する意見に返す言葉をもつためのワークを行います。第2分科会では、社会福祉法人西宮市社会福祉協議会の職員でNHK Eテレ「バリバラ」の出演などで知られる玉木幸則氏とともに、“そもそも障害とはなんだろう?”をテーマに率直に語り合います。

13:00 – 15:30

グループワーク研修③

(第1分科会「福祉支援語り部」グループ/第2分科会「学生・新任者」グループ)

第1分科会ではグループワーク研修①や②を踏まえて、それぞれが自らの職場に戻って語りの場を持つことができるよう、メンターのサポートを受けながらアクションプランを作成します。第2分科会では、グループワーク研修②の議論を引き継ぎながら、玉木幸則氏とともに、“学生一人ひとりが抱える生きづらさ”を言葉にしながら、“福祉=幸せの追求”や“そもそも人が生きること”について、向き合います。

15:30 – 16:00

全体共有・講評/まとめ・ふりかえり/閉会あいさつ

講師・出演者

日本舞踊花柳流 花柳光明子(本名 内舘明子)氏

母である花柳流師範内館満子氏の影響を受け、知的障がい者として初めて名取試験に合格。家元から「光明子(みつあきこ)」の名を受けた。舞台や稽古場で音が流れると、瞬時に舞踊家の顔に。身体に染み込んだ天下一品の「間」と流れるような美しい所作をご覧ください。

NPO法人のびっこ寮育センター「のびっこ太鼓」

障がいを持つ子供や青年たちとその家族、スタッフで構成され、16年前に劇団青年座所属の俳優兼演出家の山口晃先生に作っていただいたオリジナル曲を苦労して完成させた。以来、太鼓の魅力に取り付かれた元気な「のびっこ」たちの演奏です。

社会福祉法人光林会 「ルンビニー百姓踊り」

稲作の機械化により、今は忘れられてしまった春の田おこしや畔ぬりから、秋の稲刈りや荷車による米だしまでの稲作作業をユーモラスな踊りで表現した地元花巻に伝わる郷土芸能を地域の方に教わり、復活させた。一生懸命演じる姿が感動を呼びます。

奥田 知志 氏

認定特定非営利活動法人 抱樸

1963年滋賀県生まれ。関西学院大学・大学院卒。東八幡キリスト教会牧師、NPO法人抱樸理事長、NPO法人ホームレス支援全国ネットワーク理事長、社会福祉法人グリーンコープ副理事長、公益財団法人共生地域創造財団代表理事、一般社団法人生活困窮者自立支援全国ネットワーク代表理事。2009年・2012年にNHKプロフェッショナル仕事の流儀に出演。著書多数。

牧野 望 氏

日本放送協会(NHK)チーフプロデューサー

1991年にディレクターとして入局。NHKスペシャルをはじめ、主に歴史やヒューマンドキュメンタリーなどの教養番組を演出・制作。2006年よりプロデューサー。ドキュメンタリーをはじめドラマなど企画製作。主な作品「人知れず表現し続ける者たち」(ABU奨励賞/イタリア賞ファイナリスト)日仏国際共同制作「和食」「いのち 瀬戸内寂聴 完全密着500日」、ドラマ「京都人の密かな愉しみ」(ATP賞グランプリ)ほか。このほかにドキュメンタリー映画「千年の一滴」。
今回上映する「この子らを世の光に」はNHKスペシャル・2006年度大型シリーズ「ラストメッセージ」最終集(第6回・2007年3月放送)として制作。

受講要件

コース①

どなたでもご参加いただけます。

コース②

2つの分科会に分かれます。
それぞれの要件は以下の通りです。

 

<第1分科会>福祉支援語り部(中堅)

福祉職や教員および行政職としてとしておおむね5年以上の現場経験を有し、職場で中堅職員、管理者等として職員を指導・助言する立場にある人。研修を経て共生社会の基本理念を職場内で実践し、語り広めることが期待できる人で、所属の施設・事業所、社会福祉協議会、社会福祉法人経営者協議会、学校長・教育委員会、自治体等から推薦された人。

 

<第2分科会>学生・新任者

在籍する学部等を問わず、福祉に強く関心がある大学生等。または、福祉施設・事業所等に就職しておおむね数年以内の新任者や内定者。

参加申込方法・定員

申込方法

申し込みは、一般参加可能な基調講演やトークプログラムのみ参加の「コース①一般参加」とコース①に加えて共生社会における語り部等養成研修に参加する「コース②研修参加」の2種で、いずれも事前の申込が必要です。必要事項を記入の上、申込フォームまたはFAX(077-567-1708)でお申し込みください。「コース①一般参加」に参加条件はありませんが、「コース②研修参加」は上記の受講要件を満たす方が対象です。また、研修参加者には事前に資料をお送りします。あらかじめ資料を読んで研修に臨んでください。

申込受付期間:令和元年11月4日(月)〜12月11日(水)※定員になり次第、締め切りとします。

定員

コース①一般参加 250名

コース②研修参加 50名
(第1分科会40名/第2分科会10名)

主催・実施

主催:厚生労働省

実施:公益財団法人糸賀一雄記念財団、共生社会フォーラムin岩手開催委員会

(共生社会フォーラム in岩手開催委員会 構成団体は以下
社会福祉法人青森県すこやか福祉事業団/特定非営利活動法人夢/社会福祉法人秋田県社会福祉事業団/社会福祉法人なのはな会/社会福祉法人盛岡市社会福祉事業団/特定非営利活動法人のびっこ寮育センター/社会福祉法人光林会/社会福祉法人カナンの園/社会福祉法人岩手県社会福祉事業団