共生社会フォーラムin福岡

平成30年11月7日(水)・8日(木)

福岡市博多区開催

会場へのアクセス

JR九州ホール

JR博多駅直結 JR博多シティ9階
福岡県福岡市博多区博多駅中央街1−1
JR博多駅阪急百貨店側(博多口)エレベーターにてJR博多シティ9階へ

プログラム・タイムテーブル

コース①

一般参加可能な基調講演やトークプログラム

基調講演では、共生社会の実現に向けて先駆的に取り組みを推進する実践者の方々からお話をうかがいます。また映像&トークでは、日本の障害福祉の父と言われる「糸賀一雄」の思想と実践についてまとめたNHKの番組を視聴し、その番組プロデューサーよりお話をうかがいます。
*1日目14:30までのプログラムにご参加いただきます

コース②

共生社会における語り部等養成研修

津久井やまゆり園事件を契機に、福祉に携わる人々の資質や対話のあり方が問われています。この研修では福祉施設で職員を指導・助言する立場にあり共生社会の基本理念を語り広める「福祉支援語り部」を養成する第1分科会、福祉分野に関心を持つ学生の方を対象とする第2分科会に分かれての研修を行います。
*2日間すべてのプログラムにご参加いただきます

1日目

10:00 – 11:00

開会あいさつ+表現活動

「ガムラン歓迎演奏」 ガムランGoOn (10時の開会まで演奏します)
「ファッションショー」障害福祉サービスMyself×香蘭ファッション専門学校
「よさこい踊り」 よさこいチームたちばな

11:00 – 12:00

基調講演

「いのちに意味がある ~私たちは何を大切にしてきたのか〜」
認定特定非営利活動法人抱樸 奥田 知志 氏

13:00 – 14:30

映像&トーク

NHKスペシャル「ラストメッセージ この子らを世の光に(一部上映)」+講演
日本放送協会(NHK)チーフプロデューサー 牧野 望 氏 (番組制作者)

「ラストメッセージ この子らを世の光に」
日本初の公的福祉施設「近江学園」設立に尽力した糸賀一雄と彼を支えた池田太郎や田村一二らについて紹介。障害のある子どもたちと寝食を共にし、生き生きと暮らす糸賀や職員たちの姿を記録した当時のフィルムに映るのは、まさに「福祉」の原点と言える。

14:30 – 16:30

グループワーク研修①

(第1分科会「福祉支援語り部」養成グループ/第2分科会「学生」グループ)

いずれの分科会でも福祉の思想・普遍的価値の共有を目的として、基調講演や映像&トークプログラムを題材に、個人の内面に向き合うワークとグループディスカッションを行います。毎日新聞論説委員の野澤和弘さんにもご参加いただき、2日間にわたり助言・講評をいただきます。

2日目

10:00 – 12:00

グループワーク研修②

(第1分科会「福祉支援語り部」養成グループ/第2分科会「学生」グループ)

第1分科会では、やまゆり園での事件を題材に、“生きる意味のない命がある”“障害者は社会に不幸をもたらすだけ“という考えに同調する意見に返す言葉をもつためのワークを行います。第2分科会では、社会福祉法人西宮市社会福祉協議会の職員でNHK Eテレ「バリバラ」の出演などで知られる玉木幸則氏とともに、“そもそも障害とはなんだろう?”をテーマに率直に語り合います。

13:00 – 15:30

グループワーク研修③

(第1分科会「福祉支援語り部」養成グループ/第2分科会「学生」グループ)

第1分科会ではグループワーク研修①や②を踏まえて、それぞれが自らの職場に戻って語りの場を持つことができるよう、メンターのサポートを受けながらアクションプランを作成します。第2分科会では、グループワーク研修②の議論を引き継ぎながら、玉木幸則氏とともに、“学生一人ひとりが抱える生きづらさ”を言葉にしながら、“福祉=幸せの追求”や“そもそも人が生きること”について、向き合います。

15:30 – 16:25

全体共有・講評/まとめ・ふりかえり

毎日新聞 論説委員 野澤 和弘 氏

16:25 – 16:30

閉会あいさつ

講師・出演者

ガムランGoOn

インドネシアの古典楽器「ガムラン」。言葉を超えた音楽による感情の表現をお楽しみください。(開会までの歓迎演奏)

障害福祉サービスMyself×香蘭ファッション専門学校

障害者施設とファッション専門学校のコラボレーションで実現する共生社会を描く新しいファッションショーです。

よさこいチームたちばな

13年前に結成したよさこい踊りのチーム。知的障害や身体障害のある15名が地域祭りで演舞したり、イベントに遠征をしたりと活躍。

奥田 知志 氏

認定特定非営利活動法人 抱樸

1963年滋賀県生まれ。関西学院大学・大学院卒。東八幡キリスト教会牧師、NPO法人抱樸理事長、NPO法人ホームレス支援全国ネットワーク理事長、社会福祉法人グリーンコープ副理事長、公益財団法人共生地域創造財団代表理事、一般社団法人生活困窮者自立支援全国ネットワーク代表理事。2009年・2012年にNHKプロフェッショナル仕事の流儀に出演。著書多数。

野澤 和弘 氏

毎日新聞 論説委員(社会保障担当)

1983年早稲田大学法学部卒業、毎日新聞入社。2009年より現職。いじめ、引きこもり、薬害エイズ、児童虐待、障害者虐待などに取り組む。主な著書に「あの夜、君が泣いたわけ」(中央法規)、「障害者のリアル×東大生のリアル」(ぶどう社)、「なぜ人は虐待するのか」(Sプランニング)、「わかりやすさの本質」(NHK出版)。

牧野 望 氏

日本放送協会(NHK)チーフプロデューサー

1991年にディレクターとして入局。NHKスペシャルをはじめ、主に歴史やヒューマンドキュメンタリーなどの教養番組を演出・制作。2006年よりプロデューサー。ドキュメンタリーをはじめドラマなど企画製作。主な作品「人知れず表現し続ける者たち」(ABU奨励賞/イタリア賞ファイナリスト)日仏国際共同制作「和食」「いのち 瀬戸内寂聴 完全密着500日」、ドラマ「京都人の密かな愉しみ」(ATP賞グランプリ)ほか。このほかにドキュメンタリー映画「千年の一滴」。
今回上映する「この子らを世の光に」はNHKスペシャル・2006年度大型シリーズ「ラストメッセージ」最終集(第6回・2007年3月放送)として制作。

受講要件

コース①

どなたでもご参加いただけます。

コース②

2つの分科会に分かれます。
それぞれの要件は以下の通りです。

 

<第1分科会>福祉職従事者

福祉施設・事業所等の中堅職員、管理者等として職員を指導・助言する立場にあり、研修を経て共生社会の基本理念を施設・事業所内、さらには地域で実践し、語り広めることが期待できる人で、所属の施設・事業所、社会福祉協議会、社会福祉法人経営者協議会、自治体等から推薦された人

 

<第2分科会>学生

在籍する学部等を問わず、福祉に強く関心がある大学生等

参加申込方法・定員

申込方法

申し込みは、一般参加可能な基調講演やトークプログラムのみ参加の「コース①一般参加」とコース①に加えて共生社会における語り部等養成研修に参加する「コース②研修参加」の2種で、いずれも事前の申込が必要です。必要事項を記入の上、申込フォームまたはFAX(077-567-1708)でお申し込みください。「コース①一般参加」に参加条件はありませんが、「コース②研修参加」は上記の受講要件を満たす方が対象です。また、研修参加者には事前に資料をお送りします。あらかじめ資料を読んで研修に臨んでください。

申込受付期間:平成30年10月5日(金)〜10月31日(水)
※定員になり次第、締め切りとします。

定員

コース①一般参加 50名

コース②研修参加 50名
(第1分科会40名/第2分科会10名)

主催・実施

主催:厚生労働省

実施:公益財団法人糸賀一雄記念財団

運営協力:社会福祉法人 明日へ向かって