共生社会フォーラムin岡山

平成31年1月22日(火)・23日(水)

岡山市開催

会場へのアクセス

ピュアリティまきび

JR岡山駅より徒歩約7分

岡山市北区下石井2-6-41
TEL(086)232-0511

プログラム・タイムテーブル

コース①

一般参加可能な基調講演やトークプログラム

中高生によるミニオーケストラの発表や障害のある方 による演劇活動の映像による紹介とトーク、基調講演 では共生社会の実現に向けて先駆的に取り組みを推 進する実践者からお話をうかがいます。映像&トーク では、日本の障害福祉の父と言われる「糸賀一雄」の 思想と実践についてまとめたNHKの番組を視聴し、そ の番組プロデューサーよりお話をうかがいます。
*1日目14:30までのプログラムにご参加いただきます

コース②

共生社会における語り部等養成研修

津久井やまゆり園事件を契機に、福祉に携わる人々の資質や対話のあり方が問われています。この研修では福祉施設で職員を指導・助言する立場にあり共生社会の基本理念を語り広める「福祉支援語り部」を養成する第1分科会、福祉分野に関心を持つ学生の方を対象とする第2分科会に分かれての研修を行います。
*2日間すべてのプログラムにご参加いただきます

1日目

10:00 – 10:05

開会あいさつ

10:05 – 11:00

表現活動

旭川荘ミュージックアカデミー/ひゅーるぽん

11:00 – 12:00

基調講演

「かけがいのないいのちの発信~福祉の思想の伝え方~」

毎日新聞 論説委員 野澤 和弘 氏

13:00 – 14:30

映像&トーク

NHKスペシャル「ラストメッセージ この子らを世の光に(一部上映)」+講演
日本放送協会(NHK)チーフプロデューサー 牧野 望 氏 (番組制作者)

「ラストメッセージ この子らを世の光に」
日本初の公的福祉施設「近江学園」設立に尽力した糸賀一雄と彼を支えた池田太郎や田村一二らについて紹介。障害のある子どもたちと寝食を共にし、生き生きと暮らす糸賀や職員たちの姿を記録した当時のフィルムに映るのは、まさに「福祉」の原点と言える。

14:30 – 17:00

グループワーク研修①

(第1分科会「福祉支援語り部」グループ/第2分科会「学生・新任者」グループ)

いずれの分科会でも福祉の思想・普遍的価値の共有を目的として、基調講演や映像&トークプログラムを題材に、個人の内面に向き合うワークとグループディスカッションを行います。

2日目

9:30 – 12:00

グループワーク研修②

(第1分科会「福祉支援語り部」グループ/第2分科会「学生・新任者」グループ)

第1分科会では、やまゆり園での事件を題材に、“生きる意味のない命がある”“障害者は社会に不幸をもたらすだけ“という考えに同調する意見などに返す言葉をもつためのワークを行います。第2分科会では、社会福祉法人西宮市社会福祉協議会の職員でNHK Eテレ「バリバラ」の出演などで知られる玉木幸則氏とともに、“そもそも障害とはなんだろう?”をテーマに率直に語り合います。

13:00 – 15:30

グループワーク研修③

(第1分科会「福祉支援語り部」グループ/第2分科会「学生・新任者」グループ)

第1分科会ではグループワーク研修①や②を踏まえて、それぞれが自らの職場に戻って語りの場を持つことができるよう、メンターのサポートを受けながらアクションプランを作成します。第2分科会では、グループワーク研修②の議論を引き継ぎながら、玉木幸則氏とともに、“学生一人ひとりが抱える生きづらさ”を言葉にしながら、“福祉=幸せの追求”や“そもそも人が生きること”について、向き合います。

15:30 – 16:00

全体共有・講評/まとめ・ふりかえり/閉会あいさつ

講師・出演者

旭川荘ミュージックアカデミー

旭川荘ミュージックアカデミーは、世界的ヴァイオリニスト五嶋みどりさんのご提言により2007年に発足。障害のある中高生によるミニオーケストラです。

ひゅーるぽん

ひゅーるぽんは、2016年より舞台表現に取り組み、翌年からは厚生労働省障害者芸術文化活動普及支援事業として本格的に活動を始めました。

野澤 和弘 氏

毎日新聞 論説委員(社会保障担当)

1983年早稲田大学法学部卒業、毎日新聞入社。2009年より現職。いじめ、引きこもり、薬害エイズ、児童虐待、障害者虐待などに取り組む。主な著書に「あの夜、君が泣いたわけ」(中央法規)、「障害者のリアル×東大生のリアル」(ぶどう社)、「なぜ人は虐待するのか」(Sプランニング)、「わかりやすさの本質」(NHK出版)。

牧野 望 氏

日本放送協会(NHK)チーフプロデューサー

1991年にディレクターとして入局。NHKスペシャルをはじめ、主に歴史やヒューマンドキュメンタリーなどの教養番組を演出・制作。2006年よりプロデューサー。ドキュメンタリーをはじめドラマなど企画製作。主な作品「人知れず表現し続ける者たち」(ABU奨励賞/イタリア賞ファイナリスト)日仏国際共同制作「和食」「いのち 瀬戸内寂聴 完全密着500日」、ドラマ「京都人の密かな愉しみ」(ATP賞グランプリ)ほか。このほかにドキュメンタリー映画「千年の一滴」。
今回上映する「この子らを世の光に」はNHKスペシャル・2006年度大型シリーズ「ラストメッセージ」最終集(第6回・2007年3月放送)として制作。

受講要件

コース①

どなたでもご参加いただけます。

コース②

2つの分科会に分かれます。
それぞれの要件は以下の通りです。

 

<第1分科会>福祉職従事者(福祉支援語り部)

福祉職としておおむね5年以上の現場経験を有し、福祉施設・事業所等の中堅職員・管理者等として職員を指導・助言する立場にある人。研修を経て共生社会の基本理念を施設・事業所内、さらには地域で実践し、語り広めることが期待できる人で、所属の施設・事業所、社会福祉協議会、社会福祉法人経営者協議会、自治体等から推薦された人。

 

<第2分科会>学生・新任者

在籍する学部等を問わず、福祉に強く関心がある大学生等。または、福祉施設・事業所等に就職しておおむね数年以内の新任者や内定者。

参加申込方法・定員

申込方法

申し込みは、一般参加可能な基調講演やトークプログラムのみ参加の「コース①一般参加」とコース①に加えて共生社会における語り部等養成研修に参加する「コース②研修参加」の2種で、いずれも事前の申込が必要です。必要事項を記入の上、申込フォームまたはFAX(077-567-1708)でお申し込みください。「コース①一般参加」に参加条件はありませんが、「コース②研修参加」は上記の受講要件を満たす方が対象です。また、研修参加者には事前に資料をお送りします。あらかじめ資料を読んで研修に臨んでください。

申込受付期間:平成30年12月10日(月)〜平成31年1月18日(金)
※定員になり次第、締め切りとします。

定員

コース①一般参加 50名

コース②研修参加 50名
(第1分科会40名/第2分科会10名)

主催・実施

主催:厚生労働省

実施:公益財団法人糸賀一雄記念財団

運営協力:社会福祉法人 旭川荘 ・ NPO法人 あかり広場