共生社会フォーラムin滋賀

平成31年2月7日(木)・8日(金)

滋賀県大津市開催

会場へのアクセス

びわ湖大津プリンスホテル

滋賀県大津市におの浜4−7-7

JR大津駅から無料シャトルバスまたはタクシーで約10分

名神高速道路大津I.C.より3.7km(約10分)
京滋バイパス石山I.C.から422号経由で6.9km(約15分)

※駐車場は台数に限りがございますので、公共交通機関をご利用ください。

プログラム・タイムテーブル

コース①

一般参加可能な基調講演やトークプログラム

シンポジウムでは、これまでの地域フォーラムに講師・助言者としてご参加いただいた実践者の方々からお話をうかがいます。湖南ワークショップによる表現活動を鑑賞したのち、映像&トークでは、日本の障害福祉の父と言われる「糸賀一雄」の思想と実践についてまとめたNHKの番組を視聴し、その番組プロデューサーよりお話をうかがいます。
*1日目9:45〜15:45、2日目12:10〜13:25に参加できます

コース②

共生社会における語り部等養成研修

津久井やまゆり園事件を契機に、福祉に携わる人々の資質や対話のあり方が問われています。この研修では福祉施設で職員を指導・助言する立場にあり共生社会の基本理念を語り広める「福祉支援語り部」を養成する第1分科会、福祉分野に関心を持つ学生の方を対象とする第2分科会に分かれての研修を行います。
*2日間すべてのプログラムにご参加いただきます

1日目

9:45 – 10:00

開会あいさつ

[厚生労働省(主催者)/三日月大造(滋賀県知事)]

10:00 – 12:30

シンポジウム

「いのちに意味がある~共生社会フォーラムで何を大切にしてきたのか~」

シンポジスト

認定特定非営利活動法人抱樸 理事長 奥田 知志 氏

社会福祉法人西宮市社会福祉協議会相談支援事業課相談総務係 係長 玉木 幸則 氏

社会福祉法人ゆうゆう 理事長 大原 裕介 氏

全国手をつなぐ育成会連合 会長 久保 厚子 氏

《司会進行》 全国手をつなぐ育成会連合 統括 田中 正博 氏

13:30 – 14:30

パフォーマンス《湖南ダンスワークショップ》 & トーク 《湖南ワークショップ 北村 成美 氏》

障害のあるダンサー、支援者、プロのダンサーがともに舞台に立つ「湖南ダンスワークショップ」の創作現場では、メンバーの習慣から生まれた動きが振り付けとなり、振り付けが習慣となる、絶え間ない循環が起きています。北村氏の講義とメンバーによる実演を通じ、ダンスが生まれ、観客に届くまでの中で起きていることを共有します。

14:30 – 15:45

映像&トーク

NHKスペシャル「ラストメッセージ この子らを世の光に(一部上映)」+講演
日本放送協会(NHK)チーフプロデューサー 牧野 望 氏 (番組制作者)

「ラストメッセージ この子らを世の光に」
日本初の公的福祉施設「近江学園」設立に尽力した糸賀一雄と彼を支えた池田太郎や田村一二らについて紹介。障害のある子どもたちと寝食を共にし、生き生きと暮らす糸賀や職員たちの姿を記録した当時のフィルムに映るのは、まさに「福祉」の原点と言える。

16:00 – 18:00

グループワーク研修①

(第1分科会「福祉支援語り部」グループ/第2分科会「学生・新任者」グループ)

いずれの分科会でも福祉の思想・普遍的価値の共有を目的として、基調講演や映像&トークプログラムを題材に、個人の内面に向き合うワークとグループディスカッションを行います。

2日目

9:30 – 12:00

グループワーク研修②

(第1分科会「福祉支援語り部」グループ/第2分科会「学生・新任者」グループ)

第1分科会では、やまゆり園での事件を題材に、“生きる意味のない命がある”“障害者は社会に不幸をもたらすだけ“という考えに同調する意見などに返す言葉をもつためのワークを行います。第2分科会では、社会福祉法人西宮市社会福祉協議会の職員でNHK Eテレ「バリバラ」の出演などで知られる玉木幸則氏とともに、“そもそも障害とはなんだろう?”をテーマに率直に語り合います。

12:15 – 13:25

シンポジウム

「共生社会を創造する~人間にとって生産性とは何か~(アメニティーフォーラム23)」

シンポジスト 辻 哲夫 氏 ・ 田島 良昭 氏 ・ 奥田 知志 氏 (共生社会フォーラム実行委員等関係者)他

13:30 – 16:00

グループワーク研修③

(第1分科会「福祉支援語り部」グループ/第2分科会「学生・新任者」グループ)

第1分科会ではグループワーク研修①や②を踏まえて、それぞれが自らの職場に戻って語りの場を持つことができるよう、メンターのサポートを受けながらアクションプランを作成します。第2分科会では、グループワーク研修②の議論を引き継ぎながら、玉木幸則氏とともに、“学生一人ひとりが抱える生きづらさ”を言葉にしながら、“福祉=幸せの追求”や“そもそも人が生きること”について、向き合います。

16:00 – 16:30

全体共有・講評/まとめ・ふりかえり/閉会あいさつ

講師・出演者

奥田 知志 氏

認定特定非営利活動法人 抱樸

1963年滋賀県生まれ。関西学院大学・大学院卒。東八幡キリスト教会牧師、NPO法人抱樸理事長、NPO法人ホームレス支援全国ネットワーク理事長、社会福祉法人グリーンコープ副理事長、公益財団法人共生地域創造財団代表理事、一般社団法人生活困窮者自立支援全国ネットワーク代表理事。2009年・2012年にNHKプロフェッショナル仕事の流儀に出演。著書多数。

玉木 幸則 氏

社会福祉法人西宮市社会福祉協議会

1968年兵庫県姫路市に仮死状態で生まれる。4歳で肢体不自由児療育施設に入所、障害者としての洗礼を浴びる。小中学校は、地元の普通学級で学ぶも、高等学校では養護学校へ。1991年日本福祉大学社会福祉学部第Ⅱ部卒業後、2012年9月まで自立生活センター・メインストリーム協会事務局次長を務め、障害者の自立生活運動に邁進。2013年4月から西宮市社会福祉協議会勤務、総合相談に携わる。現在、NHK Eテレ「バリバラ」にレギュラー出演中。

大原 裕介 氏

社会福祉法人 ゆうゆう

1979年北海道生まれ。平成15年北海道医療大学ボランティアセンター設立。北海道医療大学大学院修了後、NPO法人当別町青少年活動センターゆうゆう24(現在「社会福祉法人ゆうゆう」)を起業する。北海道医療大学の客員教授として、福祉現場の魅力を伝え後進者を育成するほか、NPO法人全国地域生活支援ネットワーク代表理事として様々な政策の提言にも関わる。

久保 厚子 氏

全国手をつなぐ育成会連合

1951年滋賀県生まれ。1975年に重度知的障害者の長男を出産。親として障害者福祉に関わるきっかけとなる。現在、全国手をつなぐ育成会連合会会長、(社福)しが夢翔会理事長、内閣府障害者政策委員会委員、厚生労働省社会福祉審議会障害者部会委員、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた障害者の文化芸術を推進する全国ネットワーク会長、共生社会等に関する基本理念等普及啓発事業実行委員会座長代理、を中心に活動。

湖南ワークショップ

障害のある人と施設職員、プロのダンサーが参加する滋賀のダンスカンパニー。メンバーの身体の習慣を振付にすることで、障害の有無を超えた作品を作り上げる。2017年にはフランス・ナントでの公演を大成功に収めた。2019年2月8〜9日に同会場で開催される「優れたパフォーマンスが全国から集結!」にも出演。

北村 成美 氏

湖南ワークショップ

湖南ダンスワークショップディレクター。通称、なにわのコリオグラファー・しげやん。6歳よりバレエを始め、英国ラバンセンターにて学ぶ。「生きる喜びと痛みを謳歌するたくましいダンス」をモットーに、ソロダンサー振付家として国内外で精力的な活動を展開。平成15年度大阪舞台芸術新人賞。平成22年度滋賀県文化奨励賞。

牧野 望 氏

日本放送協会(NHK)チーフプロデューサー

1991年にディレクターとして入局。NHKスペシャルをはじめ、主に歴史やヒューマンドキュメンタリーなどの教養番組を演出・制作。2006年よりプロデューサー。ドキュメンタリーをはじめドラマなど企画製作。主な作品「人知れず表現し続ける者たち」(ABU奨励賞/イタリア賞ファイナリスト)日仏国際共同制作「和食」「いのち 瀬戸内寂聴 完全密着500日」、ドラマ「京都人の密かな愉しみ」(ATP賞グランプリ)ほか。このほかにドキュメンタリー映画「千年の一滴」。
今回上映する「この子らを世の光に」はNHKスペシャル・2006年度大型シリーズ「ラストメッセージ」最終集(第6回・2007年3月放送)として制作。

受講要件

コース①

どなたでもご参加いただけます。

コース②

2つの分科会に分かれます。
それぞれの要件は以下の通りです。

 

<第1分科会>福祉職従事者(福祉支援語り部)

福祉職としておおむね5年以上の現場経験を有し、福祉施設・事業所等の中堅職員・管理者等として職員を指導・助言する立場にある人。研修を経て共生社会の基本理念を施設・事業所内、さらには地域で実践し、語り広めることが期待できる人で、所属の施設・事業所、社会福祉協議会、社会福祉法人経営者協議会、自治体等から推薦された人。

 

<第2分科会>学生・新任者

在籍する学部等を問わず、福祉に強く関心がある大学生等。または、福祉施設・事業所等に就職しておおむね数年以内の新任者や内定者。

参加申込方法・定員

申込方法

申し込みは、一般参加可能な基調講演やトークプログラムのみ参加の「コース①一般参加」とコース①に加えて共生社会における語り部等養成研修に参加する「コース②研修参加」の2種で、いずれも事前の申込が必要です。必要事項を記入の上、申込フォームまたはFAX(077-567-1708)でお申し込みください。「コース①一般参加」に参加条件はありませんが、「コース②研修参加」は上記の受講要件を満たす方が対象です。また、研修参加者には事前に資料をお送りします。あらかじめ資料を読んで研修に臨んでください。

申込受付期間:平成31年1月11日(金)〜平成31年1月31日(木)※定員になり次第、締め切りとします。

定員

コース①一般参加 250名

コース②研修参加 50名
(第1分科会40名/第2分科会10名)

主催・実施

主催:厚生労働省

実施:公益財団法人糸賀一雄記念財団

運営協力:NPO法人 全国地域生活支援ネットワーク・社会福祉法人 滋賀県社会福祉協議会