当初、研修プログラムも含む2日間のフォーラムを岡山にて開催予定でしたが、全国的に新型コロナウイルス感染拡大防止対策が強いレベルで必要と認められるため、プログラムを変更し、オンラインでの開催となりました。表現活動の紹介映像、福祉の原点を紹介する放送番組およびシンポジウムをオンラインにて配信する予定です。

変更後のプログラムはこちら(PDF)

共生社会フォーラムin岡山

令和3年1月21日(木)・22日(金)

岡山県岡山市開催

会場へのアクセス

きらめきプラザ
岡山県総合福祉・ボランティア・NPO会館

JR「岡山駅」より徒歩約15分

岡山市北区南方2丁目13-1
TEL 086‐227‐2666

 

プログラム・タイムテーブル

コース①一般参加

講演・表現活動・シンポジウム

かしわ哲氏の講演に加え、旭川荘ミュージックアカデミーによるパフォーマンスや「糸賀一雄」の思想と実践についてまとめたNHK番組を映像で視聴します。また、今回は全体フォーラムとしてシンポジウムも開催します。

*1日目14:30までのプログラムにご参加いただきます

コース②研修参加

語り部等養成研修

福祉施設で職員を指導・助言する立場にあり共生社会の基本理念を語り広める「福祉支援語り部」を養成する第1分科会、福祉分野に関心を持つ学生や福祉職新任者の方を対象とする第2分科会に分かれてのグループワーク研修を行います。

*2日間すべてのプログラムにご参加いただきます

コース③実践報告・交流会

過去の研修受講生対象

これまで各ブロックで開催した研修の受講経験者とメンターによる実践報告・交流会を開催します。研修受講時に作成したアクションプラン等に基づき、職場や地域で行った実践例を情報交換し、各人の今後の展開について話し合います。

*1日目すべてのプログラムにご参加いただきます

1日目

9:45 – 10:00

開会あいさつ

10:00 – 11:00

講演

「 しあわせになるために 生きてきたんだ」
かしわ 哲 氏

11:00 – 11:15

表現活動(映像)

旭川荘ミュージックアカデミー

11:15 – 12:15

映像視聴

NHKスペシャル「ラストメッセージ この子らを世の光に」

日本初の公的福祉施設「近江学園」設立に尽力した糸賀一雄と彼を支えた池田太郎や田村一二らについて紹介。障害のある子どもたちと寝食を共にし、生き生きと暮らす糸賀や職員たちの姿を記録した当時のフィルムに映るのは、まさに「福祉」の原点と言える。

13:00 – 14:30

シンポジウム

「 いのちに意味がある~共生社会フォーラムで何を大切にしてきたのか~」
シンポジスト 奥田 知志 氏・口分田 政夫 氏・近藤 紀章 氏・岡部 浩之 氏(進行)

14:45 – 17:30

グループワーク研修①

(第1分科会「福祉支援語り部」グループ/第2分科会「学生・新任者」グループ)

いずれの分科会でも福祉の思想・普遍的価値の共有を目的として、基調講演や映像&トークプログラムを題材に、個人の内面に向き合うワークとグループディスカッションを行います。

2日目

9:30 – 12:00

グループワーク研修②

(第1分科会「福祉支援語り部」グループ/第2分科会「学生」グループ)

第1分科会では、やまゆり園での事件を題材に、“生きる意味のない命がある”“障害者は社会に不幸をもたらすだけ”という考えに同調する意見などに返す言葉をもつためのワークを行います。第2分科会では、一般社団法人兵庫県相談支援ネットワークの代表理事でNHK Eテレ「バリバラ」の出演などで知られる玉木幸則氏とともに、“そもそも障害とはなんだろう?”をテーマに率直に語り合います。

13:00 – 15:30

グループワーク研修③

(第1分科会「福祉支援語り部」グループ/第2分科会「学生・新任者」グループ)

第1分科会ではグループワーク研修①や②を踏まえて、それぞれが自らの職場に戻って語りの場を持つことができるよう、メンターのサポートを受けながらアクションプランを作成します。第2分科会では、グループワーク研修②の議論を引き継ぎながら、玉木幸則氏とともに、“学生一人ひとりが抱える生きづらさ”を言葉にしながら、“福祉=幸せの追求”や“そもそも人が生きること”について、向き合います。

15:30 – 16:00

全体共有・講評/まとめ・ふりかえり/閉会あいさつ

講師・出演者

かしわ哲

かしわ 哲 氏

1950年東京生まれ。「おかあさんといっしょ」5代目歌のお兄さんとして活躍。1994年よりロックバンド「サルサガムテープ」を開始。活動は26年を越え日本を代表するバリアフリーなロックバンドに成長している。2011年4月よりNPO法人ハイテンションでロックンロールな福祉事業を展開している。

旭川荘ミュージックアカデミー

旭川荘ミュージックアカデミー

旭川荘ミュージックアカデミーは、世界的ヴァイオリニスト五嶋みどりさんのご提言により2007年に発足。障害のある中高生によるミニオーケストラです。

シンポジスト

奥田 知志 氏

認定特定非営利活動法人 抱樸

1963年滋賀県生まれ。関西学院大学・大学院卒。東八幡キリスト教会牧師、NPO法人抱樸理事長、NPO法人ホームレス支援全国ネットワーク理事長、公益財団法人共生地域創造財団代表理事、一般社団法人生活困窮者自立支援全国ネットワーク代表理事、一般社団法人全国居住支援法人協議会共同代表。NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」に出演。著書多数。

口分田 政夫 氏

公益財団法人 糸賀一雄記念財団 理事

医学生時代に、意志疎通の難しい少女と出会った。彼女が自分の世界を豊かに持っていることに気づく。その経験から障害医療を志す。その後重症心身障害施設「びわこ学園」の医療支援に関わり、現在、びわこ学園医療福祉センター草津の施設長。現場の実践の中で、糸賀が提唱した「いのちの思想」の意味を追求している。

近藤 紀章 氏

NPO法人とんがるちから研究所 代表理事

滋賀大学環境総合研究センター客員研究員。2007年滋賀県立大学大学院環境科学研究科後期博士課程満期退学、地域づくり教育研究センター研究員、NPO法人五環生活代表理事を経て、2016年から現職。博士(経済学)。共生社会フォーラムの語り部養成研修の企画運営を担当。

岡部 浩之 氏

社会福祉法人 清心会 常務理事・総合施設長

「誰もが地域の中で その人らしく 幸せを感じながら 機嫌よく暮らせる 共生社会を目指します」 という法人理念のもと、地域の中での実践にこだわった取り組みをしています。 初めての開催となった、平成30年度共生社会フォーラムin埼玉より継続してメンター、アドバイザイーとして参加。

受講要件

コース①

どなたでもご参加いただけます。

コース②

2つの分科会に分かれます。
それぞれの要件は以下の通りです。

 

<第1分科会>福祉支援語り部(中堅)

福祉職や教員および行政職としてとしておおむね5年以上の現場経験を有し、職場で中堅職員、管理者等として職員を指導・助言する立場にある人。研修を経て共生社会の基本理念を職場内で実践し、語り広めることが期待できる人で、所属の施設・事業所、社会福祉協議会、社会福祉法人経営者協議会、学校長・教育委員会、自治体等から推薦された人。

 

<第2分科会>学生・新任者

在籍する学部等を問わず、福祉に強く関心がある大学生等。または、福祉施設・事業所等に就職しておおむね数年以内の新任者や内定者。

コース③

これまでに語り部等養成研修を受講された方が対象です。
受講対象者の方には、プログラムの詳細をメールにてご案内します。

参加申込方法・定員

申込方法

申し込みは、一般参加可能な講演や表現活動、シンポジウムのみ参加の「コース①一般参加」とコース①に加えて共生社会における語り部等養成研修に参加する「コース②研修参加」、これまで研修を受講した方を対象とした「コース③交流会参加」の3種で、いずれも事前の申込が必要です。コース①と②は、必要事項を記入の上、申込フォームまたはFAX(077-567-1708)でお申し込みください。「コース①一般参加」に参加条件はありませんが、「コース②研修参加」は上記の受講要件を満たす方が対象です。また、研修参加者には事前に資料をお送りします。あらかじめ資料を読んで研修に臨んでください。コース③の受講対象者には個別に申込方法等ご案内します。

申込受付期間:令和2年12月10日(木)〜令和3年1月15日(金)※定員になり次第、締め切りとします。

定員

コース①一般参加 60名

コース②研修参加 24名
(第1分科会16名/第2分科会8名)

コース③交流会参加 20名
(他オンライン視聴多数)

主催・実施

主催:厚生労働省

実施:公益財団法人糸賀一雄記念財団、共生社会フォーラムin岡山開催委員会

(共生社会フォーラム in岡山開催委員会 構成団体は以下
岡山県手をつなぐ育成会/岡山県重症心身障害児(者)を守る会/岡山県知的障害者福祉協会/
社会福祉法人旭川荘/社会福祉法人ももぞの学園