共生社会フォーラムin沖縄[2023年度全体フォーラム]

令和6(2024)年2月26日(月)・27日(火)

沖縄県那覇市開催

会場へのアクセス

沖縄産業支援センター

那覇空港より タクシーで約10分
モノレール「小禄駅」より 徒歩約15分
沖縄自動車道「豊見城・名嘉地IC」より 車で約15分

沖縄県那覇市字小禄1831番地1
TEL 098-859-6234

アクセス詳細は「沖縄産業支援センター」ホームページをご覧ください。

プログラム・タイムテーブル

コース①
一般プログラム

表現活動鑑賞や映像プログラム、シンポジウム

社会福祉法人楓葉の会によるファッションショーや、日本の障害福祉の父と言われる「糸賀一雄」の思想と実践についてまとめたNHK制作の番組映像を視聴します。また、今回は全体フォーラムとしてシンポジウムを開催します。

*初日14:30までのプログラムにご参加いただきます

コース②
企業向け研修

共生社会づくりリーダー養成研修

SDGsや多様性の求められる現代、誰もが働きやすい職場にしていくのは非常に難しいものです。そこで、日常的にケアを通じて多様な人とのコミュニケーションを図っている福祉業界の技術や福祉の思想・視点を学ぶプログラムです。

*初日14:45以降のプログラムにご参加いただきます。コース①とのダブル受講を推奨します。

コース③
福祉職向け研修

共生社会における語り部等養成研修

津久井やまゆり園事件を契機に、福祉に携わる人々の資質や対話のあり方が問われています。対象別に2つの分科会(下部参加申込方法参照)にわかれ、共生社会の基本理念について考え、普及啓発のための語り部を目指すプログラムです。

*2日間のプログラムに参加いただきます

コース④
実践報告・交流会

地域や現場での普及啓発活動を共有

これまで各ブロックで開催した研修の受講経験者とメンターによる実践報告・交流会を開催します。研修受講時に作成したアクションプラン等に基づき、職場や地域で行った実践例を情報交換し、各人の今後の展開について話し合います。

*2日目14:00〜15:00のプログラムに参加

1日目

10:00 – 10:10
コース①・③対象

開会あいさつ

10:10 – 10:50
コース①・③対象

表現活動

楓葉の会ファッションショー

11:00 – 12:00
コース①・③対象

映像プログラム

NHKスペシャル「ラストメッセージ この子らを世の光に」

日本初の公的福祉施設「近江学園」設立に尽力した糸賀一雄と彼を支えた池田太郎や田村一二らについて紹介。障害のある子どもたちと寝食を共にし、生き生きと暮らす糸賀や職員たちの姿を記録した当時のフィルムに映るのは、まさに「福祉」の原点と言える。

13:00 – 14:30
コース①・③対象

シンポジウム

「 いのちに意味がある~共生社会フォーラムで何を大切にしてきたのか~」
〈シンポジスト〉 奥田 知志 氏(ビデオ出演) ・ 玉木 幸則 氏 ・ 大平 眞太郎 氏 ・ 岡部 浩之 氏

14:45 – 17:30

コース② 企業向け研修

ミニ講義+グループセッション

福祉の世界に学ぶ講義(障害福祉を拓いた先人の実践と思想、ビジネスや企業経営に活かす福祉的視点等)および障害者や生きづらさのある人の雇用をテーマとしてPCAGIP(ピカジップ)法を用いた対話型のグループセッションを通じて多様な人とのコミュニケーションを学びます。

コース③ 福祉職向け研修

グループワーク研修①

(第1分科会「福祉支援語り部」グループ/第2分科会「学生・新任者」グループ)

いずれの分科会でも福祉の思想・普遍的価値の共有を目的として、基調講演や映像&トークプログラムを題材に、個人の内面に向き合うワークとグループディスカッションを行います。

2日目

9:30 – 12:00
コース③対象

グループワーク研修②

(第1分科会「福祉支援語り部」グループ/第2分科会「学生」グループ)

第1分科会では、やまゆり園での事件を題材に、“生きる意味のない命がある”“障害者は社会に不幸をもたらすだけ”という考えに同調する意見などに返す言葉をもつためのワークを行います。第2分科会では、一般社団法人兵庫県相談支援ネットワークの代表理事でNHK Eテレ「バリバラ」の出演などで知られる玉木幸則氏とともに、“そもそも障害とはなんだろう?”をテーマに率直に語り合います。

13:00 – 15:30
コース③対象

グループワーク研修③

(第1分科会「福祉支援語り部」グループ/第2分科会「学生・新任者」グループ)

第1分科会ではグループワーク研修①や②を踏まえて、それぞれが自らの職場に戻って語りの場を持つことができるよう、メンターのサポートを受けながらアクションプランを作成します。第2分科会では、グループワーク研修②の議論を引き継ぎながら、玉木幸則氏とともに、“学生一人ひとりが抱える生きづらさ”を言葉にしながら、“福祉=幸せの追求”や“そもそも人が生きること”について、向き合います。

14:00 – 15:00
コース④対象

実践報告・交流会

これまでのフォーラムにおけるコース②受講経験者とメンター経験者を対象に実施します。

15:30 – 16:00

まとめ・ふりかえり/閉会あいさつ

出演者

表現活動

楓葉(ふうよう)の会ファッションショー

平成2年に設立された社会福祉法人楓葉の会は、知的障害を持つ方が自身の力で日常生活を過ごし、社会参加できるよう、支援活動に取り組んでいます。 法人施設を利用されている皆さんは、社会の不自由さを感じながらも、自らの信念や価値観に沿って必死に生きておられますが、その姿をファッションショーを通じて表現いただきます。

シンポジスト

奥田 知志 氏

認定NPO法人抱樸 理事長
(ビデオ出演)

1963年滋賀県生まれ。東八幡キリスト教会牧師、NPO法人ホームレス支援全国ネットワーク理事長、(公財)共生地域創造財団代表理事、(一社)生活困窮者自立支援全国ネットワーク代表理事、(一社)全国居住支援法人協議会共同代表。NHK「プロフェッショナル」出演。著書多数。

玉木 幸則 氏

(一社)兵庫県相談支援ネットワーク 代表理事

1968年兵庫県姫路市に仮死状態で生まれる。4歳で肢体不自由児療育施設に入所。小中学校は、地元の普通学級で学ぶも高等学校では養護学校へ。1991年日本福祉大学社会福祉学部卒業後、自立生活センター・メインストリーム協会勤務。2013〜2020年、西宮市社会福祉協議会勤務、相談支援や生活福祉資金、日常自立生活支援事業などに携わる。現在、NHK Eテレ「バリバラ」にレギュラー出演中。

大平 眞太郎 氏

(社福)グロー法人事務局福祉事業部 部長

1975年大阪府生まれ。2001年(社福)びわこ学園入職。重度障害者への直接支援、相談支援業務に従事。2011年(社福)滋賀県社会福祉事業団(現・グロー)入職。2016年厚生労働省障害福祉課・相談支援専門官、2019年滋賀県障害福祉課・障害福祉専門幹として相談支援体制整備および障害者プランの策定業務を担当。2023年より現職。

岡部 浩之 氏

(社福)清心会 理事長

1973年埼玉県秩父市生まれ。1997年社会福祉法人清心会入職。レスパイトサービス、ホームヘルプサービス、グループホームをはじめとした地域支援を中心に従事。入所施設から100人近い方の地域移行を実現。共生社会フォーラムには2018年第1回より参加。全国地域生活支援ネットワーク副理事長、埼玉県発達障害者福祉協会副会長、秩父地域自立支援協議会会長など。共著に「僕らはいつも旅の途中(中央法規)」。

受講要件

コース①

どなたでもご参加いただけます。

コース②

企業経営者・管理職など、 人事管理や業務遂行のリーダー的役割を担う方。

コース③

2つの分科会に分かれます。
それぞれの要件は以下の通りです。

 

<第1分科会>福祉支援語り部(中堅)

福祉職や教員および行政職としておおむね5年以上の現場経験を有し、職場で中堅職員、管理者等として職員を指導・助言する立場にある人。研修を経て共生社会の基本理念を職場内で実践し、語り広めることが期待できる人で、所属の施設・事業所、社会福祉協議会、社会福祉法人経営者協議会、学校長・教育委員会、自治体等から推薦された人。

 

<第2分科会>学生・新任者

在籍する学部等を問わず、福祉に強く関心がある大学生等。または、福祉施設・事業所等に就職しておおむね数年以内の新任者や内定者。

コース④

これまでに語り部等養成研修を受講された方が対象です。
受講対象者の方には、プログラムの詳細を個別にご案内します。

参加申込方法・定員

申込方法

いずれのコースも事前申込が必要です。本ウェブサイトの申込フォーム、または別紙参加申込書に必要事項を記入の上、FAX(077-567-1708/申込書様式PDF)でお申し込みください。「コース①一般プログラム」と「コース②企業向け研修」に参加条件はありませんが、「コース③福祉職向け研修」は右の条件を満たす方が対象です。また、コース③参加者には事前に資料をお送りします。あらかじめ資料を読んで研修に臨んでください。「コース④実践報告・交流会」の受講対象者には個別にご案内します。

申込受付締切:令和6年2月16日(金)※定員になり次第、締め切りとします。

定員

コース①一般プログラム 70名

コース②企業向け研修 10名

コース③福祉職向け研修 24名
(第1分科会16名/第2分科会8名)

コース④実践報告・交流会参加 20名
(他オンライン視聴多数)

主催・実施

主催:厚生労働省

実施:公益財団法人 糸賀一雄記念財団